カメラはどのように発展したのか?前田さんが調べてくれました

カメラ

▶️カメラが好きな前田裕幸さんがカメラの歴史について解説

カメラは写真を撮影する装置のことで、レンズから入った光を記録する構造を持ちます。
定義は狭義と広義の両方がありますが、広義では光の像を結ぶレンズを備え、静止画像を撮影するものとなっています。

動画を撮影する為のいわゆるビデオは広義に該当するもので、こちらは狭義の装置から発展したものです。
語源はラテン語の小さな部屋で、政治や財政を担う部屋を意味する言葉に拡大され、カメラオブスクラと呼ばれるに至ります。

オブスクラはラテン語で暗いを意味する言葉で、暗室や暗箱といった意味合いになります。
現在ではオブスクラは省略され、単純に三文字で画像を撮影する装置を指すようになりました。

技術的なルーツは16世紀頃にあって、当時は日食の観察をより鮮明に行うことが目的だったといえます。
また、絵画の分野でも下絵に使う為に使われていた技術なので、元々の目的は今のものとは大分違っています。

世界で始めて写真を撮影できる装置が誕生したのは、フランスのニセフォール・ニエプスが1824年に発明したものです。
このヘリオグラフィの登場によって、画像を定着させることができるようになっています。

写真技術的に実用的な発展を遂げたのは、1839年にルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが発表した、ダゲレオタイプによるところが大きいです。
これまでの装置では、1回の撮影で10分から20分もの露光時間が必要でしたが、ダゲレオタイプが登場してからは1、2分までに短縮されています。

技術向上のおかげで一気に実用性が増し、固定が難しい被写体も比較的鮮明に撮れるようになりました。

▶️最初のフィルムは1885年の製造開始とかなり早め

しかし、カメラはまだ一部の発明家や写真家に限られるもので、誰でも購入したり所有できる装置ではなかったです。
装置の小型化が進み、携帯性が向上するのはフィルムの登場による部分が大きいですが、最初のフィルムは1885年の製造開始とかなり早めです。

ただし、当初は紙製で品質の安定性に問題があったことから、後の1889年にセルロイドへと材質が変更されます。
当時の装置自体は単純なものでしたが、低価格化が容易だったので、消費者にアピールできる商品となっています。

現代のようにフィルムの交換は簡単ではなかったので、使い終えたら工場に送り返して再装填を受ける必要がありました。
それでも、頻繁にフィルムを再装填する必要のないカメラは画期的で、一般にも多くの人達が写真を楽しめるようになったわけです。

当時は装置とフィルムがそれぞれ進化を続ける途中にあって、高品質が撮影できるタイプと、品質よりも枚数を重視するタイプが二分しています。
仕組みが現代的になったのは、1913年頃に試作されて1925年から製造が始められた、35mmフィルム採用のライカにあるとされます。

手に馴染むコンパクトサイズで、実用性と信頼性を兼ね備えるボディーは、写真を撮る魅力を幅広く伝える存在となっています。

後発の日本は製造技術が遅れていましたが、1936年にキヤノンが製造したファインダータイプは、駐留兵がアメリカに持ち帰り西側に伝わって人気を博します。

▶️一眼レフ誕生の歴史について

日本国内でも写真というものが幅広く広がり、魅力が知られるようになったものと思われます。
より高画質の一眼レフは、実は1885年にカルビン・レイ・スミスが発売しており、二眼レフも同時期に登場しているのが特徴です。

進化は目覚ましく進められていて、1890年の終わり頃には高機能化が加速し、現代に通じる一眼レフに発展を遂げています。
大きさと構造上の都合で、二眼レフは一眼レフとの競争で負けてしまいましたが、写真技術の発展に貢献したのは確かです。

平成に入っている1994年まで製造は続けられていたので、つまり二十数年前までは普通に使われていました。

構造がシンプルで製造しやすいことから、多くのメーカーが参入を行いましたが、カメラ全体の低価格化が進みメリットを失ったので、需要がなくなり消滅したのは当然です。

ただ、写真文化に貢献したのは間違いないですから、そういった意味では功労者と言っても過言ではないでしょう。
現在は画像記録のデジタル化が進み、デジタル領域でフォーカスを調節したり、画像効果などが掛けられるようになっています。

1948年から2008年に掛けて普及したインスタントタイプも、フィルムの製造終了と共に過去のものとなりました。
利便性を向上させるデジタル技術が優位に立つのは、ある意味で必然だったと考えることができます。

今では撮影装置の小型が大幅に進んでおり、スマートフォンのいち機能として内蔵されているほどです。
専用の撮影装置はもういらなくなった、そう考える人も少なくありませんから、既に画像品質の向上は大きな到達点に達しているはずです。

今後は、スマートフォンの撮影機能との棲み分けが重要になり、どのように区別化して生き残りを図るのかが注目されます。
写真のプロは高額な装置を使っていますが、スマートフォンとの間の中間にある製品は、価格や利便性において存在意義が薄れつつあります。

これからどう発展して姿を変えるのか、それがカメラの新たな歴史の誕生における注目点であると、前田裕幸さんはワクワクしています。

前田 裕幸

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