1番高い革製の赤いピカピカのランドセル

デパートでランドセルが、並んでいるのを見ると思い出す事があります。

私が、子供の頃家がまずしく親は、ランドセルを買えるほどのお金がありませんでした。

よく、祖父母がランドセルを孫に贈ると言いますが、その祖父母は既に亡くなっていました。

ある日、母の姉である私にとっては叔母が家にやって来て、ランドセルを買いにいくよと言って私をかばんやさんに連れて行ってくれました。

かばんやさんの棚には、ピカピカのランドセルが所狭しと並んでいいました。

私は、ランドセルが買ってもらえるのが夢のようで信じられませんでした。

ランドセルに見とれていると叔母が、好きなランドセルを選んでいいよと私に声を掛けてくれました。

小さい頃から、家にお金が無い事は環境から感じていた私は、常に安い物を選ぶ子供になっていました。

子供の目で見ながら、好きなランドセルを探すのではなく値段を見て安いランドセルを懸命に探したのを今もはっきり記憶しています。

1番安いランドセルを見付けて、これがいいと叔母に言うと、叔母がせっかくのランドセルだから高いのを買いなさいと、今度は叔母が値段を見て、1番高い革製の赤いピカピカのランドセルを指差し、これにしょうと言ってくれました。

私は、嬉しさで頷くのが精一杯でした。

叔母に買ってもらった、ランドセルを私は、家に帰っても嬉しくって手放せませんでした。

家の中を背負って歩き、寝る時は頭の上に置いて眠りました。

私に取って買ってもらったランドセルの有難味は、たぶん一生忘れる事が出来ません。

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